幼い頃から周りにメイクをする人がほとんどいませんでした。
むしろ肌を痛めるメイクは悪、素顔が一番、と言われていました。
そして、その言葉が心に根付いて、メイクをすることに対して壁を作っていました。
しかし、心の底では綺麗にメイクをする人達が羨ましく、メイクをしない自分に劣等感を持っていました。
そんな私が一念発起してメイクのレッスンを受けたことで、メイクに対する考え方が大きく変わりました。
今回は、レッスンを受けたことで私に起こった心理変化についてお話します。
目次
レッスンを受けたきっかけ
私は40代になるまでほとんどメイクをしたことがありませんでした。
本を見てもよく分からないし、一つ一つの手順が難しいし、実践しても本のようにはならない。
紹介されている商品はそれなりに高いので、膨大な量の商品からどれを買えばいいのか分からくて手が出せない。
商品に手を出せないから化粧品が揃わず結局メイクをしない。
このように私にとってはメイクはかなりハードルが高いものでした。
しかし、20代の頃に言われた『メイクは上手くなっていたほうがいい』という言葉がずっと心に引っかかっていたのです。
そして40代になり、これからどんどん老けていく自分にはメイクは必要になるのではないかと思い始めました。
そこで、メイクをプロの人から学んでちゃんとした知識と技術を身につけようと思い、教室を探してレッスンを申し込むことにしたのです。
レッスンを受けてわかったこと
レッスンを受けて自分がメイクの仕方で思い込んでいたことが色々くつがえされました。
特に驚いたのはファンデーションの量の少なさ。
化粧崩れを防ぐためにファンデーションやコンシーラーはできるだけ薄く塗るのです。
その代わりに土台の化粧水と乳液は念入りに保湿をして、ファンデーションをしっかり定着させます。
パウダーやアイシャドウやチークなども、一度ティッシュや手の甲の上でトントンと叩いて付ける量を減らします。
「こんなに少ない量で大丈夫?」と思いましたが、塗ってみるととても綺麗に塗れていました。
こうして薄く塗ることで、化粧崩れをしてもあまり目立たなく、化粧直しもし易くなるのです。
また、メイクレッスンの前にパーソナルカラー診断を受けて「サマータイプ」と診断されていたのですが、先生が似合うと選ばれる化粧品もやはりサマータイプのカラーでした。
このことから、パーソナルカラーとメイクは密接した関係であることを実感しました。
レッスンを受けてコンプレックスを解消させた3つのポイント
メイクは『センス』ではなく『練習』で綺麗になれることを実感した
メイクを習った時に先生から言われた「メイクは筋トレ」という言葉がとても印象に残りました。
私はメイクが上手い人は「センスがいいんだ」と思っていました。
しかし、先生は「メイクは筋トレのように毎日練習していたら上手くなる」と言われました。
そして、教室で教わったことを思い出しながら毎日メイクをするようになると、ひとりでも綺麗にメイクが出来るようになりました。
逆に、教えてもらったことを忘れてオリジナルに走ると、習ったように綺麗にできなくなってしまうので、気をつけたいところです。
きちんとした場所に行くことがストレスではなくなった
結婚式や街など華やかな場所へ行く時も、メイクが出来ない自分はほとんどメイクをせずに出かけていました。
そして、その場所で周りの綺麗にメイクをしている人達を見て、とても惨めな気持ちになっていました。
だから、そういう場所へ出かけることがとても億劫でした。
メイクを習ったことで、その億劫さも惨めさも感じなくなり、ストレスが無くなりました。
『素顔が一番いい』という言葉が気にならなくなった
メイクが出来ない私にとっては、この言葉は救いの言葉でした。
素顔が本当に一番いいのか多少の疑問はありましたが、この言葉に『メイクは出来なくてもいいんだ』という甘えをもってすがっていました。
しかし、メイクを習って人並みに綺麗にメイクが出来るようになると
その言葉が合っているのか合っていないのかは別として
「全く気にならなく」なりました。
メイクは普通に服を着るのと同じように普通に必要なものだと思います。
まとめ
私は、メイクは『お金がかかる』もので『人生で特に必要のないもの』と思っていました。
なので、メイクを習う前は、素顔で人前に出ることを気にしない人にならなければいけないと思い『素っぴんに自信を持とう』と思っていました。
しかし、メイクが出来ないことに対する劣等感やストレスは
どうしても拭えませんでした。
メイクを習ったことで少なくとも劣等感とストレスは消えました。
それだけでも習った価値が自分にはあったと思っています。
メイクに対して前向きな人にも後ろ向きな人にも、メイクレッスンはとてもおすすめです。